カテゴリー別アーカイブ: 船橋市Ⅰ邸

船橋市 I 邸-2

いよいよ着工です。’見積り’と’工務店さんの選定’に時間をかけて、お施主さんがしっくりくる体制を整えました。
まずは現場で‘丁張り’の確認です。‘丁張り’とは、敷地に建物の‘位置’や‘高さ’の基準になる印を作る作業です。写真にある‘板’と‘赤い糸’がその印になります。普段はこの作業の事を‘水盛遣方’と言うようにしているのですが、今回は工務店さんが‘丁張り’と言っているので呼び方を揃えました。

丁張り

敷地は埋蔵文化財包蔵地にあたります。単純な言い方をすると「掘ると遺跡が出てくる可能性がある敷地」です。このため基礎工事に際して、市の教育委員会による‘立会い’や‘発掘調査’が必要になります。I邸の場合は敷地の地盤面を今よりも高くするため、あまり地面を掘らずに基礎をつくります。地盤改良や杭などのように地面に深く手を入れる工事もありません。このような場合は、教育委員会が‘根伐り’の際に‘立会い’で‘発掘調査’の必要がない事を確認する事になります。‘根伐り’というのは、基礎をつくるために地面を掘る作業です。
‘丁張り’に続いて‘根伐り’も行い、教育委員会による‘立会い’も終わりました。

根伐り

台風が続いた影響もあり、工事スタートのタイミングが読めなくなったり、未だに各業者さんのスケジュールを抑えるのが難しかったりしますが、コツコツと進めて行こうと思います。

福島

船橋市Ⅰ邸-1

船橋市Ⅰ邸は建替え計画です。
パーゴラがある中庭を挟んで「平屋のリビング・ダイニング・キッチン」と「二階建ての個室群」が並んで建つ構成になります。
そろそろ実施設計図が完成します。

実施設計図が完成したら、すぐに工務店さんに見積りをお願いする段取りです。
先日「要望が他にないか」「これまでの設計で気になっている点はないか」など、設計の最終確認のための打合せをお施主さんとしました。

模型(中庭の構成)

あれこれと話をしていく中で、「高齢のお母さんの介助の仕方」や「大型犬の飼い方」や「エアコンの見せ方」など、お施主さんと一緒にいくつか見直す事になりました。この打ち合わせにより、よりお施主さんが満足する家になりそうです。
敷地の状況ですが、少し前に既存家屋が解体されて更地になっています。近いうちに地盤調査をする予定です。

更地になった敷地

私にとって、設計は途切れない緊張感をともなう仕事です。おそらく多くの建築家にとってもそうなのだろうと想像しています。絶え間ない緊張感の中で‘特に気を張り詰めるタイミング’というのがいくつかあります。その一つに、お施主さんと工務店さんと建築家が「良い家をつくるという姿勢」や「どのような建築をつくるのかといったビジョンやイメージ」を共有するタイミングがあるように思います。今のI邸の設計はそのタイミングで、これは着工時まで続く感じです。
ここで緊張感を持つことで、出来上がるものの完成度が上がるように思います。

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