カテゴリー別アーカイブ: 栃木県H邸リフォーム

解体後の床下

栃木県H邸リフォーム-3

解体が進むと、既存家屋の状態を再確認します。
基礎、土台、柱、梁、小屋組など、目視や触診で健全な状態かどうか判断していきます。
古い家のリフォームでは、特に床下が痛んでいる事が多いと思います。この家も土台に何カ所か傷んでいるところがありました。しかも柱と接する部分で、柱と土台が共に傷んでいました。傷んだ箇所は新しいものに入れ替えたいところです。しかし、家の部分リフォームで柱ごと土台を入れ替えるのは技術的にもコスト的にも現実的ではない事が多いと言えます。今回は柱と土台の傷んだところを削って、古い柱に新しい柱をそわせて補強することにしました。

3傷んだ土台と柱

傷んだ土台と柱

さて、一体なんで土台や柱が傷んだのか、それを知ることが大切です。原因が分からずにただ補修や補強をしても、また同じように傷む可能性があります。工務店さんとあれこれと原因を探り、痛みの理由はいくつか突き止められたように思います。傷んだ箇所付近で、雨水が侵入した痕跡を見つけました。木材が定期的に濡れて腐ってしまったと思われます。これに対して、雨水の侵入経路を塞ぐ対策をとりました。他には白蟻の侵入経路らしきものを見つけました。基礎に割れた部分があり、その割れが傷んだ土台まで続いていました。傷んだところの状態は、白蟻に喰われた見た目をしています。これらを踏まえて、補修した柱と土台に、さらに周辺部材の出来る限り広範囲に、防腐防蟻剤を塗ることにしました。

 

福島

2解体-1

栃木県H邸リフォーム-2

H邸のリフォーム部分解体が進み、柱や梁や小屋組が見えてきました。
この家は、山あいにあるのんびりとした美しい風景の中に建っています。40年ほど前に地域の職人さんたちによって建てられました。
それほど古くはないわけですが、建て方は古いといえます。特に小屋組などは古民家のようで、懐かしさをおぼえるくらいです。

2近隣風景

近隣の風景

 

2既存外観

既存家屋の佇まい

お施主さんによると、H邸に使われている木材は、所有する山から切り出してきたものだそうです。解体した状態を見ると、全ての材が大きくて素直な印象です。中には先代の家から転用したと思われるかなり古い木材も見受けられます。
小屋組をアラワシにすると味のある良い雰囲気をつくれるかもしれません。いろいろと可能性を考えたのですが、「リフォームの間取りと既存小屋組み位置のバランスがそれほど良くない」「コストがかかる」などの判断をして、アラワシとはしないことにしました。

2解体-2

既存家屋の小屋組み

どうしても部分的に傷んだ箇所はあるものですが、全体的には単純明快で素直な良い架構の家だと思います。

 

福島

プレゼン時の手描きパース

栃木県H邸リフォーム-1

栃木県で工事が進んでいる、リフォームのイメージパースです。築約40年の木造日本家屋を、お施主様の今とこれからの暮らしに合わせてリフォームします。居間に小上りの畳スペースを設け、カラマツストーブを置く土間は栃木県らしく大谷石を使います。二匹の同居猫のための仕掛けも色々とあります。

以前はCGパースをお施主様へのプレゼンに使っていましたが、最近は手描きです。鉛筆と色鉛筆の素朴な絵ですが、意外に好評です。

遠山