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川口市A邸-5(地盤改良)

川口市A邸の地盤改良工事の立ち会いに行ってきました。
今回はピュアパイル工法という方法での改良工事となります。
ロッドという巨大な杭のようなものを地面に差し込み、先端からセメントミルクを吐出しながら抜いていきます。
そのセメントが固まり、地面の中に残った杭状のものが周りの土との摩擦力で建物全体を支えます。

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事前に確認した位置に青い紐の印をつけ、そこへ打込んでいきます。

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ロッドを地面へ入れていく様子。 地面を掘らないので余計な土が出ません。

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ロッドを地面から抜いたばかりの様子。先端はネジ状になっています。

一ヶ所を打つのに10分もかからず、あっという間で驚きました。
ロッドの先端から出てきたばかりのセメントミルクはかなり水っぽい印象でしたが、
見ているとどんどん固まっていくのがわかり、なかなか面白かったです。

越澤

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川口市A邸-4(地鎮祭)

先週、A邸の地鎮祭でした。
地鎮祭とは、建築工事を始める前にその土地の神様をまつり、
工事の無事や家の繁栄を祈る儀式です。
地鎮祭は厳かな雰囲気で行われ、私は参列しているだけで緊張していました。
そんな中、お施主様が「地鎮の儀」という儀式にて
勇ましく掛け声をかける姿は堂々としていて、とても印象的でした。

雨が少し心配されていましたが、だんだんと晴れ間が出てきたので
無事に執り行うことができました。
いよいよ工事が始まります。

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地鎮祭で神様へお供えするお酒である奉献酒は、ラベルの豪華なこちらにしました!

越澤

 

解体後の床下

栃木県H邸リフォーム-3

解体が進むと、既存家屋の状態を再確認します。
基礎、土台、柱、梁、小屋組など、目視や触診で健全な状態かどうか判断していきます。
古い家のリフォームでは、特に床下が痛んでいる事が多いと思います。この家も土台に何カ所か傷んでいるところがありました。しかも柱と接する部分で、柱と土台が共に傷んでいました。傷んだ箇所は新しいものに入れ替えたいところです。しかし、家の部分リフォームで柱ごと土台を入れ替えるのは技術的にもコスト的にも現実的ではない事が多いと言えます。今回は柱と土台の傷んだところを削って、古い柱に新しい柱をそわせて補強することにしました。

3傷んだ土台と柱

傷んだ土台と柱

さて、一体なんで土台や柱が傷んだのか、それを知ることが大切です。原因が分からずにただ補修や補強をしても、また同じように傷む可能性があります。工務店さんとあれこれと原因を探り、痛みの理由はいくつか突き止められたように思います。傷んだ箇所付近で、雨水が侵入した痕跡を見つけました。木材が定期的に濡れて腐ってしまったと思われます。これに対して、雨水の侵入経路を塞ぐ対策をとりました。他には白蟻の侵入経路らしきものを見つけました。基礎に割れた部分があり、その割れが傷んだ土台まで続いていました。傷んだところの状態は、白蟻に喰われた見た目をしています。これらを踏まえて、補修した柱と土台に、さらに周辺部材の出来る限り広範囲に、防腐防蟻剤を塗ることにしました。

 

福島

2解体-1

栃木県H邸リフォーム-2

H邸のリフォーム部分解体が進み、柱や梁や小屋組が見えてきました。
この家は、山あいにあるのんびりとした美しい風景の中に建っています。40年ほど前に地域の職人さんたちによって建てられました。
それほど古くはないわけですが、建て方は古いといえます。特に小屋組などは古民家のようで、懐かしさをおぼえるくらいです。

2近隣風景

近隣の風景

 

2既存外観

既存家屋の佇まい

お施主さんによると、H邸に使われている木材は、所有する山から切り出してきたものだそうです。解体した状態を見ると、全ての材が大きくて素直な印象です。中には先代の家から転用したと思われるかなり古い木材も見受けられます。
小屋組をアラワシにすると味のある良い雰囲気をつくれるかもしれません。いろいろと可能性を考えたのですが、「リフォームの間取りと既存小屋組み位置のバランスがそれほど良くない」「コストがかかる」などの判断をして、アラワシとはしないことにしました。

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既存家屋の小屋組み

どうしても部分的に傷んだ箇所はあるものですが、全体的には単純明快で素直な良い架構の家だと思います。

 

福島

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homifyの特集記事に江戸川区K邸が掲載されました!

世界の建築やインテリアの情報が見られるサイト「homify」の特集記事に、江戸川区K邸が掲載されました。

https://www.homify.jp/ideabooks/4023764/狭小地に建つ上質な終の棲家

温かみがある自然の素材使いやメリハリあるプランが特長の、コンパクトな家です。ライターさんが写真からこの家のつくりや意図をよく理解してくださって、とてもわかりやすく素敵な記事にしていただいています。

ぜひご覧いただければと思います。

遠山

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川口市A邸-3(地盤調査)

今日は川口市A邸の既存家屋解体後の現場確認と、地盤調査の立ち会いをしてきました。

地盤調査は、敷地の状態を地下深くまで知るための大事な工程です。
調査をする地点は基本的には建物の四隅と真ん中なのですが、
実際に立ち会いをすると、地中障害物等のために調査地点をずらす場合があります。
今回はそのような地点が一ヶ所あったので、そこだけずらしました。
この障害物は近いうちに取り除く予定です。

今日は解体後に整理された敷地を初めて見る機会になりました。
調査地点を決めた際に建物の概略位置を確認するため、
実際に建つ家の位置や大きさをよりはっきりイメージする機会でもあります。

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解体前

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解体後

来月の初旬に地鎮祭を予定しています。
いよいよ工事が始まる感じがして、とても楽しみです。

越澤

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homifyの特集記事にH邸リフォームが掲載されました!

世界の建築やインテリアの情報が見られるサイト「homify」の特集記事にH邸リフォームが掲載されました。

http://www.homify.jp/ideabooks/4029514/骨董品に囲まれたオリジナリティ溢れる家

homifyのライターさんの視点でH邸をわかりやすく紹介してくださっていて、とても楽しい記事になっています。同じ家、同じインテリアを見ても人によってさまざまな見かたや表現があるんだなと思い、私達も勉強になりました。

是非ご覧いただければと思います。

遠山

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サライ.jpの記事にH邸リフォームが掲載されました!

小学館の雑誌『サライ』の公式WEBページ『サライ.jp』に、私達が手掛けたH邸リフォームについて記事が掲載されました。トップページにあるカテゴリーの「暮らし」または「住まい」のところをクリックすると見られます。

お施主様のHさんご夫婦がリフォームをするきっかけや、私達との出会い、どんなふうに家づくりをすすめていったかなどを紹介する記事になっています。

私も今回初めてこのWEBページを知りましたが、美味・旅行・趣味・健康…など様々なカテゴリーの面白い記事やためになる読み物がたくさんあり、興味をひかれるものがいっぱいです。個人的には、「趣味・教養」カテゴリーにある「漱石と明治人のことば」シリーズが面白いです。お仕事の合間や休憩時間などに、是非ご覧になってみてください。

遠山

アンティークと暮らす家の白いアイランドキッチン【余生を楽しむ住まい04】

プレゼン時の手描きパース

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栃木県で工事が進んでいる、リフォームのイメージパースです。築約40年の木造日本家屋を、お施主様の今とこれからの暮らしに合わせてリフォームします。居間に小上りの畳スペースを設け、カラマツストーブを置く土間は栃木県らしく大谷石を使います。二匹の同居猫のための仕掛けも色々とあります。

以前はCGパースをお施主様へのプレゼンに使っていましたが、最近は手描きです。鉛筆と色鉛筆の素朴な絵ですが、意外に好評です。

遠山

新潟県上越市 瓦と下見張り

上越市と糸魚川市の海辺の風景

先日、新潟県上越市に行ってきました。家を設計するにあたっての現地調査です。上越市と糸魚川市の間を車で行き来したのですが、せっかくなので海を見ながら移動するルートを選びました。海沿いの道を走っていると、〈瓦屋根〉に〈杉板下見貼り〉の建物が多い事に気がつきます。その素材がもつ雰囲気はとても良く、統一された素材でつくられる風景にはある種の美しさも感じられました。

一昔前まで〈瓦屋根〉と〈杉板下見貼り〉の組み合わせを、それなりに見かけたのだろうと思います。でも、最近では珍しい印象すらあります。「瓦屋根は重いし、地震のときに問題があるんじゃないか」とか「杉板の外壁は耐久性が低いんじゃないか」とか、そういった声が多くなって、段々と新しい建材が多く使われるようになったからかもしれません。

さて、では何故この海沿いの地域には〈瓦屋根〉に〈杉板下見貼り〉の建物が多いのか・・・。いろいろと想像をすると、この地域の厳しい冬の気候には〈新しい建材〉よりも〈瓦屋根〉に〈杉板下見貼り〉が適しているのではないか、それを地元の人たちは実感しているのではないか、と思えてきました。

日本海沿いの環境はとても厳しいものです。家の材料を選ぶにあたっては、塩害と凍害への配慮がとても大切になります。錆びに強いガルバリウム鋼板でさえ、数年で錆びが目につくようになります。強い海風の影響も考えると、金属屋根よりも瓦屋根が適しているのかもしれません。凍てつく寒さの中では、窯業系サイディングなども劣化は早いのだろうと想像もできます。杉板下見貼りのほうが、メンテナンスしやすいのかもしれません。杉は手に入りやすい材料で、下見貼りは新しい建材よりも傷んだところを交換するのに適しているようにも思います。

材料の他にも、家の窓のつくり方にも目が行きます。例えば、多くの家が海側に大きな窓を設けていないところに特徴があるように見えます。

この地域で長い間にわたって育まれた智恵や工夫が見えてくるようです。一見すると目新しいものに頼るばかりではなく、先人の知恵を活かしてつくる家は、とても理想的なたたずまいをしているように感じます。

福島