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世田谷区K邸リフォーム-11(どのようにインテリアコーディネートをするのか ③)

お気に入りの食器をリビング・ダイニングに飾りたいという要望がありました。「クラシックなデザインの洋食器を集めている」と伺ったので、アンティークのグラスキャビネットに飾る事を提案しました。デザインや工芸的手間を考えると、アンティーク家具には良心的な価格のものが多いように思います。費用対効果が高いという見方も出来るかもしれません。ただしハンドメイドの一点ものであるため、気に入った家具と出会えるかどうかは縁によるところが大きいと言えます。

寝室前のアンティークドレッサー

本格的なアンティーク家具を購入された事が無いというお話でしたので、まずはアンティークショップで店頭に並ぶものを見てイメージをもっていただきました。訪れたのはロイズ・アンティークスさんです。娘さんは素敵なデザインに目を奪われた様子で、他の家具もアンティークショップで探す事になります。後日、仕事の合間にお一人でお店を訪れて、鏡台を購入されました。

リビングのグラスキャビネット

当初の目的のグラスキャビネットですが、アンティークショップのジェオグラフィカさんに良いものがありました。一目見て直ぐに決断されたご様子でした。こちらのお店にも素敵な家具が多く展示されており、娘さんは他にスモールテーブルやサロンチェアなども購入されました。

サンルームのアンティーク家具

照明器具については、ヨーロッパ調の華やかなものが良いというお話でした。例として挙げられたのが、ポール・ヘニングセンがデザインしたペンダントライトです。デンマークの照明器具ブランドであるルイスポールセンが扱っています。

リビング・ダイニングのパテラ600とコラージュ450

私がイメージしていたリビング・ダイニングには、華やかでありつつもシンプルな形のものが相応しいように思えました。ルイスポールセンに探して、リビングにはポール・ヘニングセンがデザインしたパテラ600を選びました。デンマークデザインの定番と言っても良い照明器具だと思います。ダイニングにはルイーズ・キャンベルがデザインしたコラージュ450を選びました。こちらは新しめのデザインです。

ダイニングのコラージュ450

玄関にもルイスポールセンの照明器具を提案したのですが、より華やかなものが良いと思われたようです。あらためてお話しを伺ってみると、シャンデリアのような照明器具をイメージされていたのですが、それには天井の高さが十分とは言えません。そこで少し方向性を変えてみて、華やかなシーリングライトでの検討を提案しました。すぐに候補が思い浮かびます。イタリアの照明器具ブランドであるフォスカリーニから出ているもので、パトリシア・ウルキオラ&エリアナ・ジェロットがデザインしたカボシェシーリングです。きらびやかさとシンプルさを併せ持ち、品が良い印象です。

玄関のカボシェシーリング

娘さんの個室には、もう少し気楽で軽い印象の照明器具が似合うように思います。デンマークの照明器具ブランドであるレ・クリントに良いものがありました。アンドレアス・ハンセンがデザインしたワンファイブフォーです。折り紙のような造形が印象的でシンプルなペンダントライトです。
これらの独創的デザインの照明器具については、インテリアショップのhhstyleさんに手配をお願いしました。

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