松戸市H邸リフォームは引渡しがすみ、内覧会も無事終わりましたが、ブログに書ききれなかった工事中のことをいくつか振り返って書いてみたいと思います。
ウッドデッキの階段製作中のお話です。
![階段を造っているところ](http://studiospacecraft.com/wp-content/uploads/2016/06/20160518_BL013_-015.jpg)
階段を造っているところ
ウッドデッキは庭のコンクリート床部分から約51cm高くなっており、庭から昇り降りしやすいように3段の階段を付けます。
当初の予定では高さ60cmだったのですが、解体してみてわかった既存の排水桝や配管との関係でコンクリート床面が予定より高くなってしまい、高さは51cmとなりました。リフォームの場合、このように現場で寸法などが変わってしまうことが多くあります。
そのため階段の納まりも、現場でウッドデッキ下部の部材寸法を見ながら、大工さんと相談して進めました。
![最初の案のスケッチ。これだと少し段板の支え方が不安定に思えました。金物も多く必要になってしまいます。](http://studiospacecraft.com/wp-content/uploads/2016/06/20160516_BL013_-044.jpg)
最初の案のスケッチ。これだと少し段板の支え方が不安定に思えました。金物も多く必要になってしまいます。
![最終的にはこのスケッチを元に、大工さんに造ってもらいました。](http://studiospacecraft.com/wp-content/uploads/2016/06/20160518_BL013_014.jpg)
最終的にはこのスケッチを元に、大工さんに造ってもらいました。
こちらが完成した階段です。
一段目が地面と近いため支え方に悩みましたが、なかなか納まり良く出来ました。
![裏からみたところ](http://studiospacecraft.com/wp-content/uploads/2016/06/20160518_BL013_118.jpg)
裏からみたところ
![完成した階段](http://studiospacecraft.com/wp-content/uploads/2016/06/20160518_BL013_115.jpg)
完成した階段
スケッチと少し変えて大工さんが工夫してくれた部分、一段目の支えと二段目の支えが接しているので、構造的にしっかりと段板の荷重を支えてくれます。
ウッドデッキの階段は多種多様な形状がありますが、これはちょっと独特な、他にはない格好良いものになったと思います。
遠山