世田谷区K邸リフォーム-4(どのようにプランニングをするのか ①)

既存家屋の部屋は、ほとんど南向きのシンプルな配置で、数も大きさも充実していたと言えます。それゆえにKさんご家族は、間取りそのものに対する不満のようなものは、あまり感じていらっしゃらないようでした。
とは言え、より暮らしやすい家にしたいという話しにはなります。そこで、あまり間取りを変えずに部屋の使い方を見直す事にしました。

L型キッチン

高齢のお母様は、できるだけご自身で家事をしたいとお考えです。娘さんご夫婦は共働きであり、とてもお忙しくされています。こういった現状を鑑みると、より家事の負担を少なくしたいところです。
とは言え、長く習慣にしてきた家事の仕方を全く変えてしまうのは、特にお母様には負担になると考えられます。
お母様が長い時間を過ごしていたキッチンは、既存のレイアウトを踏襲した〈L型キッチン〉と〈ダイニングに向いた配膳カウンター〉としました。ただし、より使い勝手良くなるように各部の寸法や向きを変え、より収納量が多くなるように造作家具を増やすなどしています。

洗濯物干し場

洗濯の仕方については、娘さんご夫婦の習慣を基にしています。
家事負担の軽減については、生活家電に頼ることも提案しました。特に食器洗浄機と衣類乾燥機とロボット掃除機は、忙しい共働き夫婦の生活において大きな意味を持つと考えています。価値観や習慣に鑑みて、食器洗浄機とロボット掃除機を使う事になりました。

福島

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です