リビングの飾り柱・飾り梁に使う材木の打合せをしてきました。
先日材木屋さんでお施主さんと一緒に選んだ、古材の杉と松です。
これらは江戸時代後期のものだそうです。鉋(かんな)ではなく、釿(手斧、ちょうな)という道具を使って木の表面を平らに仕上げてあります。
木の表面に、繊維と直交方向に線が見えているのが、釿で仕上げた跡です。昔の職人さんの手仕事の跡が見えて、なんだか温もりが感じられます。
年月を経た材料はそれだけで力強さがあり、色合いや艶もきれいで味わい深いです。部屋のインテリアに、グッと深みを増してくれると思います。
打合せではどの材をどこに使うか、組み合わせ方はどうするかなどを決めました。
真っ直ぐな材を柱に、大きい断面の材を梁に、少し曲がった形の材を筋交に使います。
こちらの作業場で加工してもらい、現場に運び込まれて取付けとなります。
古い材の加工は大変だと思いますが、素敵な仕上がりになりそうです!
遠山