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川口市A邸-14(外部仮設足場撤去)

建物の外部工事がほとんど終わったので、仮設足場の撤去が始まりました。
大まかな外観がようやく見えてきました。
軒天井とバルコニーの手摺の色合いも良く、木の印象が楽しい外観になったと思います。

外壁は前回のブログでも紹介した通り、サイディングの上に吹付塗装をしています。
サイディングを取り付けた際に出る釘のくぼみ部分を、パテというもので一つ一つ丁寧に埋めてから吹付塗装を施してあるため、仕上がりに釘のくぼみは全く見えてきません。
塗装屋さんの丁寧な対応のかいあって、少し目地が見えてくるだけのきれいな仕上がりになりました。

吹付塗装済みの外壁

吹付塗装済みの外壁

今まで養生用のネット越しに見ていたバルコニーからの景色は、思った以上に開放的でとても良いものになったと改めて感じました。
建物正面の並木は桜の木なので、春になると良いお花見スポットになりそうです。

2階南側の寝室からの景色

2階南側の寝室からの景色

2階バルコニーの景色

2階バルコニーの景色

越澤

 

川口市A邸-13(外壁工事)

外壁の下地となるサイディングを張り終わりました。

サイディングは透湿防水シートの上に設けた胴縁に固定します。
透湿防水シートとは、雨などの水は通さずに壁内で発生した湿気を通すシートです。
細長い木材でできた胴縁は、透湿防水シートとサイディングの間に空気が流れる層をつくるために入れています。
壁内で発生した湿気は透湿防水シートを通り、胴縁によってできた通気層越しに外部へ排出されます。このようにして湿気を壁の中に溜めないようにし、カビの発生や断熱性能の低下を防ぎます。

A邸の外壁はこのサイディングの上に吹付塗装をするため、仕上がりにサイディングの目地(継ぎ目)が見えてきます。
縦と横の目地がきれいに見えるように、外壁に出てくる設備と目地の位置を事前に検討しました。
窓や排気口のベントキャップなどとサイディングの目地を揃えることによって、仕上がりに目地が見えてきても外観のデザインを損ねません。

2階のバルコニーには目隠しの袖壁があり、外壁の仕上げそのままで下端は斜めになっています。
斜め部分の納まりが難しいため現場でも打合せをし、最終的には役物(コーナー用のサイディング)できれいに納めていただきました。

サイディングがきれいに張られたので、仕上がりの良い外壁になると思います。

越澤