階段が設置されました。

できるだけ軽い印象のデザインにした側桁階段
床材に合わせて階段も杉板にしたので、足触りが柔らかくて気持ち良いです。
一階から二階に上がる階段は、吹抜けに設けています。階段の途中までは、蹴込み板無しの側桁階段です。段板と側桁は木製階段として使い勝手に支障が出ないぎりぎりまで部材寸法を小さくして、できるだけ軽い印象のデザインにしています。吹き抜けにさりげなくおかれたオブジェの様に見える事を意図した階段です。

吹抜につきだした側桁階段

吹抜から屋上まで

踊り場まわりのルーバー(写真ではボードが置かれてルーバーは隠れています)
屋上に出るための踊場のまわりにはルーバーを設けました。二階から上の階段にはルーバー越しの独特の光が入ります。空間が上昇する印象をこの光がつくりだす事を期待しています。
階段を設置してみると、吹抜けの空間に上へと広がる印象が加わったように感じます。
吹き抜けまわりには、階段の他にも大きな空間を彩るデザインがこれから増えていきます。より居心地の良い雰囲気になるように、現場で丁寧に詳細をつめていこうと思います。

吹抜に設置された一階から二階までの階段
福島