リフォーム前のH邸の出窓に、様々なアンティーク雑貨と一緒に飾られていたステンドグラス。今回のリフォームにあたってお施主様から、どこかに使ってほしいというご要望がありました。
しっかりとした額縁がついており、このまま棚などに飾っても素敵かと思いましたが、せっかく工事をする機会なので少し手を入れてなにかに活かせないかといろいろ考えた結果…
ドアに嵌め込むことにしました。
同じ絵柄のものが2枚あったため、縦に並べて室内の引き戸に嵌め込みました。製作中に建具屋さんから連絡があり、元々ついていた額縁は傷んでいて、そのままではドアに嵌め込めないとのことでしたので、額縁を外して中のガラスの部分だけを使いました。
ドアの面材はラワン材です。
H邸は様々な樹種やデザインの家具を置くため、棚やドアに使う樹種は、少し荒い質感のラワン材を選びました。重厚な置き家具を引き立ててくれると思います。
写真のドアは塗装前なので木の色が明るいですが、これから塗装をするともう少し飴色に近い深みのある色になります。
想像していた以上に素敵なドアになり、お施主様にも喜んでいただけて良かったです。
遠山