新潟K邸リフォーム-2

新潟県の住宅のリフォーム工事が完成しました。

二つの個室は部屋の間口が同じ一間半(柱の芯で2.73m)、窓の位置は左右対称のため窓回りに造り付けた本棚とベンチ収納も左右対称になっています。ほぼ同じデザインの二つの部屋ですが、白系と茶系それぞれの個性が出ていて、印象が変わります。

 

〈白の部屋〉

フローリング:カンヌブラン/IOC

壁・天井:マーブルフィール コテ塗り左官仕上げ グレー/プラネットジャパン

造作家具・巾木:タモ材+プラネットカラ-塗装仕上げ/プラネットジャパン

廻り縁:サンメント木製モールディング/みはし+プラネットカラ-塗装仕上げ

ブラケット照明:オーデリック

シャンデリア:遠藤照明

サッシ:既存アルミサッシ

白の部屋、青いドア側を見たところ

 

妹さんの部屋は7.4帖。白系の色合いでまとめていて、入口ドアのくすんだ青色がアクセントカラーです。ドアの右手前に見えているのはクローゼットの背中です。

白といってもプラスチックのような真っ白ではなく、木の部分は木目が透けて見えるような塗装にし、壁は薄いグレーの左官仕上げにしているので、使い込まれたようなニュアンスが出ます。

焦げ茶の部屋、窓側を見たところ

〈焦げ茶の部屋〉

フローリング:カンヌブリュレ/IOC

壁・天井:マーブルフィール コテ塗り左官仕上げ ブラウン/プラネットジャパン

造作家具・巾木:タモ材+プラネットカラ-塗装仕上げ/プラネットジャパン

廻り縁:サンメント木製モールディング/みはし+プラネットカラ-塗装仕上げ

ブラケット照明:オーデリック

シャンデリア:遠藤照明

サッシ:既存アルミサッシ

焦げ茶の部屋、クローゼットとドアを見たところ

お姉さんの部屋は9帖。こちらの方が少し広いです。造作家具などは白の部屋と左右対称で同じ大きさとデザインです。仕上げの塗装色を焦げ茶色にしていて、温もりのある落ち着いた雰囲気になっています。木部に塗るオイルステインという塗装は茶色だけでも何色もあるので慎重に選びます。今回はやや赤みがかった焦げ茶色にしました。

焦げ茶の部屋、着替えスペース

 

どちらの部屋にも、クローゼットで区切った小さな着替えスペースを作りました。クローゼット前の壁にフックをつけて普段着る服やバッグを掛けておくと便利です。しっかりした部屋として区切らなくてもウォークインクローゼットのように使えます。このスペースは向こうからは見えないので、お友達が部屋にいてもここでサッと着替えることができます。

またこの形のクローゼットは、家具がレイアウトしやすいというメリットもあります。個室によくあるクローゼットは扉が室内に向いているので、扉の前に家具を置くときには扉が開くスペースを確保する必要があります。でも、この形なら背板にベッドなどをピタッと付けて置くことができるため、部屋の中央のスペースを有効に使えます。

白の部屋、着替えスペース

焦げ茶の部屋、本棚とベンチ収納

窓回りの本棚とベンチ収納です。お気に入りの本を取り出して、明るい窓辺で読書も楽しいと思います。またお友達が来たときも、ベンチがあれば何人かで座ってお喋りできます。

ベンチ下の収納には、かさ張るものがたくさんしまえます。

 この二つの部屋にそれぞれの机やベッドなどの家具が置かれて、カーテンやラグマット、クッションや小物などの彩りが加わると、もっと楽しい雰囲気になるだろうと想像しています。

私たちがインテリアコーディネートをすると更に洗練された空間になると思いますが、今回はカーテン等のファブリック類や家具、小物はこの部屋で暮らすお二人が好みのものを少しずつ揃えていくということになりました。よりお二人の個性が反映された素敵な部屋になるのではと思うと、とても楽しみです。

姉妹のお二人が、これからこの部屋で豊かな時間をたくさん過ごしてもらえることを願っています。

遠山

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です