タグ別アーカイブ: タイル

H邸リフォーム現場追記-2(キッチンタイル張)

今年6月に完成した松戸市H邸リフォームについて、少し時間が経ってしまいましたが、工事中にブログに書ききれなかったことを振り返って追記したいと思います。
アイランドキッチンのモザイクタイル張りです。

アイランドキッチンの周りをぐるりと囲むように25mm角の正方形のタイルを張ります。キッチンのタイルを張る部分の大きさは長さ2400mm×奥行850mm×高さ775mm。相当な数のタイルが同じ目地間隔でびっしりと並びます。

20160517_BL014_044

天板だけ目地材が詰まっています

施工の手順としては、タイルを張りつけた後に目地材を充填していきます。
この写真は天板だけに目地が詰まった状態で、側面はまだ目地材が入っていないため、影になって目地部分が黒く見えています。白いタイルに濃いグレーの目地材を使ってコントラストをつけるデザインもありますが、今回はタイルも目地も白にして、清潔感のある爽やかな印象にしました。

こちらは、キッチンのタイル張りからシンク等の設備をセットして完成するまでのコマ撮り動画です。

よく見ると、張りつけた小さなタイルを一枚一枚指でずらして位置を調整していて、かなり細かく根気のいる作業です。職人さんはほとんど休憩もとらずに、一人黙々と作業されていました。タイルを張って、目地材を詰めて、最後に余分な目地材を丁寧に拭き取っていくと、仕上がった表面が光を反射して輝いていました。工場で均質に作ったものとは違い、焼き物であるタイルの微妙な大きさの差と、タイル一枚一枚が少しずつ傾いていることで、全体で見ると表面がわずかに波打っていて、それが手作りの味になって良い雰囲気を醸し出していました。

何の工事も、無事に出来上がるのが当たり前のようですが、やはり人の手でつくるものなので、どんな職人さんがどのようにやるかによって、出来上がりは全く違ってきます。今回は本当に几帳面な職人さんが丁寧につくってくださって、とてもきれいな仕上がりになりました。

遠山

「松戸市H邸リフォーム」内覧会のご案内-2

私達が設計した「H邸リフォーム」が完成しました。

全体写真

全体写真

‘モザイクタイル張りの流し台’と‘欅の無垢板ダイニングテーブル’を組み合わせたアイランドキッチン、‘アンティークの建具’や‘アンティークの照明器具’を活かしたしつらえ、古材を用いた飾り梁、大きな屋外テーブルがある木塀で囲まれた広いウッドデッキ、見所が多い家になりました。

ウッドデッキ

大きな屋外テーブルがある木塀で囲まれた広いウッドデッキ

この度お施主様のご厚意により、6月4日(土)と6月5日(日)に内覧会を開催いたします。お施主様がアンティーク家具を入れて生活を始めているお宅の内覧会です。なかなか体験できない会になると思います。この機会にご覧いただきたく、ご案内申し上げます。

内覧を希望される方に詳しいご案内をお送りします。スタジオ・スペース・クラフトまで、メールまたは電話にてご連絡ください。ホームページの「連絡先‐メールによるお問い合わせはこちら」からもご連絡いただけます。

TEL: 03-3470-3516
E-mail:studiospacecraft@jasmine.ocn.ne.jp
URL:studiospacecraft.com

担当:福島慶太 遠山麻子

「松戸市H邸リフォーム」内覧会のご案内

私達の設計・監理による「H邸リフォーム」が完成します。

提案時のイメージパース

提案時のイメージパース

千葉県松戸市に建つ‘住宅メーカーによる鉄骨造住宅’のリフォームです。お施主様のご厚意により、6月4日(土)と6月5日(日)に内覧会を開催する事になりました。

お施主様のアンティーク趣味を活かしたデザインが特徴になります。‘モザイクタイル張りの流し台’と‘欅の無垢板ダイニングテーブル’を組み合わせたアイランドキッチンはなかなかの見応えです。

見学をご希望の方に詳しいご案内をお送りします。スタジオ・スペース・クラフトまで、メールまたは電話にてご連絡ください。ホームページの「連絡先-メールによるお問い合わせはこちら」からもご連絡いただけます。

 

TEL: 03-3470-3516

E-mail: studiospacecraft@jasmine.ocn.ne.jp

URL: studiospacecraft.com

担当:福島慶太 遠山麻子

ダイニングテーブル一体型のアイランドキッチン

ダイニングテーブル一体型のアイランドキッチン

H邸リフォーム現場-7(アイランドキッチン設置)

H邸のアイランドキッチンが設置されました。

白いモザイクタイル貼りのキッチン本体に、ケヤキ一枚板のダイニングテーブルを組み合わせて一体にした形になる予定です。家具屋さんがキッチンを床に固定し、そこにダイニングテーブルを取付けしました。キッチン製作・取付けは高見創作室さんです。モザイクタイルは後日貼られます。

設置の様子をコマ撮り動画で記録してみました。

ダイニングテーブルのケヤキ一枚板の裏面には、材木屋さんに反り止めを入れてもらいました。無垢板の存在感は魅力的ですが、人工的に温度や湿度がコントロールされる室内では、時間が経つと反ることがあります。材がしっかりと乾燥されていれば反りは少なく、このケヤキも乾燥は十分なのですが、板をL字型に加工していることもあり、念のために反り止めを入れています。またキッチン本体にしっかりと緊結することでも反りを抑えるようにしています。重厚感のある一枚板に、脚を片側にしか付けず、キッチンが支える方を浮いたように見せたことがデザインのポイントです。

キッチンの造りは見えない部分までとてもしっかりとしていて、上等な箪笥のようです。IHヒーターの下の引出しは、家具屋さんがこれまで造った中で一番大きいそうですが、精度が良いので引出しの動きは滑らかです。面材のアメリカンチェリーの木目もとてもきれいでした。仕上げのオイル塗装をすると、さらに色が深くなります。

これからモザイクタイルを貼り、設備などを取付けます。完成が待ち遠しいです。

遠山

引出しなども全て一から造っています。贅沢な造りです。

引出しなども全て一から造っています。贅沢な造りです。

引出しの面材は、アメリカンチェリー板目です。きれいな木目が表れています。

引出しの面材は、アメリカンチェリー板目です。きれいな木目が表れています。

設置完了。IHヒーターとホーローシンクを後で取付けし、タイルが貼られます。

設置完了。IHヒーターとホーローシンクを後で取付けし、タイルが貼られます。

キッチンにテーブルがかみ合わさった形にしています。

キッチンにテーブルがかみ合わさった形にしています。