タグ別アーカイブ: 木造2階建

川口市A邸-11(内部下地工事)

内部の下地がほぼ組みあがり、設備の配線や配管を進めています。
天井高さや間仕切り壁の位置が明確になるので、生活する空間のイメージがより分かりやすくなりました。

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1階の大きな窓のついたリビング・ダイニングは天井を羽目板張りにします。
その天井とほぼ同じ高さでテラスの軒天井にも同じ羽目板を張るため、大きな窓越しに室内と同じ木の天井が外まで続いて見えるデザインです。
心地よく外とのつながりを感じられる空間になりそうです。

1階リビング・ダイニングの窓際

1階リビング・ダイニングの窓際

2階の寝室は1階とは違う素材の板張りの予定です。
南側の部屋の窓からは空が良く見えるので、1階とは違った雰囲気の開放感があります。
北側の部屋の天井には勾配を付けてあり、2.5帖の専用バルコニーまであるので、
北側の暗い印象はなく、少し特別な感じがする空間です。

2階南側の寝室

2階南側の寝室

2階北側の寝室

2階北側の寝室

これから屋根や外壁などの外部工事も進んで行き、その後に足場が外れます。
窓から足場のない外の景色を見るのが待ち遠しいです。

越澤

川口市A邸-10(金物検査)

金物検査に行ってきました。
私と構造設計事務所の担当者さんと現場監督さんとで全体を見て回り、図面通りに金物が入っているかを確認します。
上棟した時と比べるとずいぶんたくさん構造材が入ったので、部屋の区切りがよりはっきりわかるようになってきています。

柱、梁、筋交が交わる部分に金物が入ります

柱、梁、筋交が交わる部分に金物が入ります

柱、梁、筋交が交わる部分に金物が入ります

柱、梁、筋交が交わる部分に金物が入ります

柱と柱の間に斜めに入っている材は筋交です。筋交は、決められた間隔で立てた柱と上部の梁の間に入れることによって構造を補強し、地震や風圧などで建物が変形しないように耐えるためのものです。
A邸では、部屋の真ん中に柱や壁のない広いリビング・ダイニングをつくるため、筋交の他に構造用合板でも補強して建物を強くしています。

構造用合板が張られた内壁

構造用合板が張られた内壁

また、外壁下地にも地震に強い板材を張っています。
この板材は地震に強いだけでなく、火災やシロアリにも強いとの事です。さらに透湿性があるので壁の中が結露せず、カビが生えにくいそうです。

アルミサッシも取り付けられ、ぐっと家らしくなってきました。
1階には大きな窓があり、1枚が4尺×8尺の大きさです。高い性能のガラスを入れているため1枚がとても重く、大人4人がかりでやっと運び入れたそうです。

2階のバルコニー

2階のバルコニー

バルコニーの床の排水勾配がきれいに施工されていたりと、ところどころに大工さんの丁寧な仕事ぶりが見られ、良い家になりそうで楽しみです。

越澤

 

川口市A邸-9(上棟-2)

3日間の上棟の一部始終をインターバル撮影しました。
3日を約2分にまとめましたが、作業の様子が良くわかります。
あっという間に上棟するのでなかなか面白いです。

上棟は基本的に4人で作業していましたが、そのうち大工さんは黒い作業着の1人でした。
赤い作業着の大工さん以外は足場を組んだりもする鳶さんです。
クレーンを使って段取り良く作業を進めていました。

越澤

川口市A邸-8(上棟)

川口市A邸が上棟しました。
梁や柱などの構造材を組み上げていき、建物の骨組みが完成した状態です。
建物の大きさがイメージではなく実際に体感できるようになり、
室内の広さも上棟する前に比べてとても広い印象を受けます。

上棟の様子

上棟の様子

上棟した2階の様子

上棟した2階の様子

屋根下地を施工前の小屋組み

屋根下地を施工前の小屋組み

A邸には火打ち梁(斜めにいれて隅角部を固める材)が多く入っているためか、
小屋組みの見た目がシンプル過ぎず、模様のようで楽しそうです。
天井で見えなくなることが少し惜しい気もしますが、
天井には木の板を張る予定なのでもっと素敵な空間になると思います。

2階バルコニー側の屋根の軒先

2階バルコニー側の屋根の軒先

2階バルコニーの様子

2階バルコニーの様子

2階の道路に面したバルコニーからの眺めが思っていた以上に良いもので、ここに立つととても嬉しい気分になってきました。
また、ゆったりした広さがあるうえに屋根もしっかりかかるので、
寛ぎのスペースとしてたくさん使っていただけそうです。

どんどん建物が組み上がっていく様子は見ていてとても面白いです。
現在の時点で既に見た目がかっこいいと感じるので、
仕上げをして完成した時にはきっと素敵なものになっていると思うとワクワクします。

越澤

川口市A邸-7(基礎完成)

川口市A邸の基礎が完成しました。

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基礎の立ち上がりから突き出ているものはアンカーボルトと言います。
短い方は土台(基礎の立ち上がりの上にのせる材)を基礎に固定するためのものです。
長い方は主に耐力壁(地震に対してふんばる壁)まわりの柱を基礎に固定するためのものです。
これらはコンクリート基礎に埋め込んであり、
建物全体をしっかりと固定するうえでとても重要な部分になります。
事前に構造設計をして数や位置を決め、基礎コンクリートを打設する前に基礎の鉄筋とアンカーボルトをきちんと繋げてあるかどうか確認します。
入れ忘れや入れ間違いのないよう十分に注意します。

基礎ができたら土台を設置し、いよいよ建方です。
柱や梁などの構造材を組み上げていきます。楽しみです。

越澤

川口市A邸-6(配筋検査)

川口市A邸の配筋検査をしてきました。
配筋検査では、鉄筋コンクリート造の基礎の鉄筋が設計図通りに配置されているかを確認します。
具体的には、配置されている鉄筋の太さ・間隔・加工の精度を確認し、
金物(基礎完成後に木造軸組みをのせて固定するためのアンカーボルト等)の位置や長さも確認します。
そして、より精度を上げるために現場で修正をかけていきます。
配筋検査はきちんとした基礎をつくるうえで、とても重要な作業です。

A邸基礎配筋

A邸基礎配筋

給排水管の位置もコンクリートの打設前に確認しました。

A邸先行配管

A邸先行配管

基礎ができると、土ばかりの敷地よりも家の大きさのイメージがしやすくなり、
ぐっと現場が楽しくなります。

越澤

川口市A邸-5(地盤改良)

川口市A邸の地盤改良工事の立ち会いに行ってきました。
今回はピュアパイル工法という方法での改良工事となります。
ロッドという巨大な杭のようなものを地面に差し込み、先端からセメントミルクを吐出しながら抜いていきます。
そのセメントが固まり、地面の中に残った杭状のものが周りの土との摩擦力で建物全体を支えます。

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事前に確認した位置に青い紐の印をつけ、そこへ打込んでいきます。

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ロッドを地面へ入れていく様子。 地面を掘らないので余計な土が出ません。

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ロッドを地面から抜いたばかりの様子。先端はネジ状になっています。

一ヶ所を打つのに10分もかからず、あっという間で驚きました。
ロッドの先端から出てきたばかりのセメントミルクはかなり水っぽい印象でしたが、
見ているとどんどん固まっていくのがわかり、なかなか面白かったです。

越澤

川口市A邸-4(地鎮祭)

先週、A邸の地鎮祭でした。
地鎮祭とは、建築工事を始める前にその土地の神様をまつり、
工事の無事や家の繁栄を祈る儀式です。
地鎮祭は厳かな雰囲気で行われ、私は参列しているだけで緊張していました。
そんな中、お施主様が「地鎮の儀」という儀式にて
勇ましく掛け声をかける姿は堂々としていて、とても印象的でした。

雨が少し心配されていましたが、だんだんと晴れ間が出てきたので
無事に執り行うことができました。
いよいよ工事が始まります。

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地鎮祭で神様へお供えするお酒である奉献酒は、ラベルの豪華なこちらにしました!

越澤

 

川口市A邸-3(地盤調査)

今日は川口市A邸の既存家屋解体後の現場確認と、地盤調査の立ち会いをしてきました。

地盤調査は、敷地の状態を地下深くまで知るための大事な工程です。
調査をする地点は基本的には建物の四隅と真ん中なのですが、
実際に立ち会いをすると、地中障害物等のために調査地点をずらす場合があります。
今回はそのような地点が一ヶ所あったので、そこだけずらしました。
この障害物は近いうちに取り除く予定です。

今日は解体後に整理された敷地を初めて見る機会になりました。
調査地点を決めた際に建物の概略位置を確認するため、
実際に建つ家の位置や大きさをよりはっきりイメージする機会でもあります。

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解体前

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解体後

来月の初旬に地鎮祭を予定しています。
いよいよ工事が始まる感じがして、とても楽しみです。

越澤

川口市A邸-2(打ち合わせ)

川口市A邸は、木造2階建てでワンちゃんがたくさんいるお家です。
今日は午前にお施主様と、午後には構造事務所と打ち合わせでした。

これまでお施主様とは何度も打ち合わせを重ね、たくさん検討し、
お施主様にとってより使いやすくて居心地の良いプランになってきました。
良い感じにまとまってきたので、これからどんどん詳細部分の設計を進めます。
細かい使い勝手などを決めていくので、新しい家での生活のイメージが湧いてきて、
できあがりがもっと楽しみになってくるのではないかと思います。

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越澤